休日は”和”でほっこりしませんか?おススメの和の台所道具BEST3

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ハンドミキサーやステンレスのボウルなど、あると便利な台所道具は数知れずありますが、実は最近、「和」の道具が気になったり……していませんか?

土鍋や鉄瓶、曲げわっぱなど。見ているだけで飽きない、長く使いたくなる和の台所道具。お手入れにコツが必要だったり目が離せなかったりと、少々手間がかかることもありますが、それもまた味に反映される気がするのが愛おしいところです。忙しい普段は無理かもしれませんが、休日だけでも、和の台所道具を使ってみませんか?

お料理のレパートリーも広がるし、なにより、台所に立つことが楽しくなることまちがいなしです。

マルチに活躍してくれる土鍋

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トップバッターはマルチに活躍してくれる土鍋です。保温性に優れている土鍋は、鍋料理だけではなく、ご飯なども炊けますよね。炊飯器で炊くよりも早い時間で炊けるのが魅力的です。

沸騰して湯気が出て来たら、弱火にして10分、火を消して蒸らせば出来上がりです。最後に少々火を強めればおこげを作ることもできます。また、蒸し器としても、土鍋は活躍してくれます。鍋の底に水を貼って、ざるなどで底上げして野菜を蒸したり。耐熱容器に入れたプリンを蒸したり。

でも、土鍋のすごいところはそれだけじゃありません。なんと燻製なべとして、チーズなどをスモークさせることができるのです。

燻製と聞くと難しいと思うかもしれませんが、意外とそのやり方は簡単です。土鍋の底に、アルミホイルを二重にして敷きます。市販されている燻製チップを一握り程度入れます。これもまた市販されているピートも軽くつまんで入れます。(ピートはなくても大丈夫です。お好みで入れてください)そこから火にかけます。

カセットコンロなどを使ってベランダや庭などでするのがベストですが、10分ほど火にかけるだけなので、コンロで換気扇を最大に回しても出来ます。火を止めて粗熱を取れば出来上がり。ぜひ、お試しください。癖になる味わいです。

土鍋は比較的安価で手に入るのが嬉しいところです。色や柄にバリエーションが豊かなので、お気に入りの一品を見つけるのも楽しいですよね。

鉄瓶

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次にご紹介したいのは、南部鉄器などの鉄瓶です。鉄瓶はケトルなどに比べると重くて、それなりにお値段もするのですが、鉄瓶にはメリットがたくさんあるので、ぜひ使っていただきたいところです。鉄瓶はその名の通り、鉄でできておりますので、気軽に鉄分が摂取できるのです。また、鉄瓶でお湯を沸かすと、お水がまろやかになります。さらに、アルミなどに比べて鉄瓶は認知症の予防になるという説があります。値段が高いのも、壊れにくいので、長い目で見たらいい買い物ではないでしょうか。

鉄瓶を最初に使うときは、まず中にお水を沸騰させ、捨てます。これを何度か繰り返し、濁りをなくします。注意していただきたいのは、使用後は中を空にして必ずフタを取って乾かすということです。そして、使用後は蓋をとること。使っていないときは、中を乾燥させておくのがお手入れのポイントです。でも、万一中がさびてしまったときは、緑茶の出し殻や米のとぎ汁を入れて沸騰させましょう。緑茶に含まれるタンニンや、タンパク質がサビを止めてくれるそうです。鉄瓶で貧血予防はいかがですか?

曲げわっぱ弁当

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そして、次は台所というよりは外で使うものですが。

懐かしさを感じさせる曲げわっぱも、最近人気の台所道具です。曲げわっぱとは、スギやヒノキの木から出来た伝統工芸品のひとつです。お弁当箱といえば、保温弁当やスープジャーなど、多機能なお弁当箱がたくさん出回っています。ですが、機能性を外しても、曲げわっぱ弁当の魅力は捨てがたいものがあります。なんといってもお弁当の味が美味しく感じるところです。

木でできているため、ご飯を程よい水分量に調節してくれるのです。そのため、冷えても美味しい、というわけです。ただ、パッキンがついているわけではないので、汁気の多いおかずを詰めるには向いていません。しかし、それを差し引いても、曲げわっぱ弁当のファンは多く存在します。一度食べてみてもらいたい、和の台所道具です。

まとめ

いかがですか? ここでご紹介したもの以外にも、亀の子たわしや、升など、和の台所道具はたくさんあります。最近では重箱の機能性も見直されてきていますよね。どれも日本の風土が育んだ、日本ならではのアイテムです。休日の朝くらい、鉄瓶で沸かした、まろやかなお湯でコーヒーを飲んでみませんか? あるいは、家族で土鍋で作るスモークチーズを楽しむのもいいですよね。曲げわっぱ弁当を食べるとき、作ってくれた人の顔が浮かぶことだと思います。そんな、暖かさが伝わる和の台所道具。便利さ以外の魅力を感じる日常に、気持ちまでほぐれていきそうです。お気に入りの一品をどうぞ見つけてください。

 

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