仕事と育児のバランスどうしてる?看護師ママの育休明けの働き方

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念願の赤ちゃんとの生活と、やりがいを感じる仕事の両立。どんな職種でも、大変なことが多いものですよね。
看護師も例外ではありません。産休育休を取って復帰するケースが多いのですが、やはり大変さを感じるようです。

「これでよかったのかな」「やっぱり辞めるべきだったのかな」と、ストレスを感じながらも試行錯誤で仕事を続ける看護師ママさんの声をよく聞きます。ママとしてもやるべきことが山積みの中での仕事なので、無理もありません。

ただ、やはり真面目な人ほどストレスを抱えすぎてしまうので、適度にストレスを解消しながら、自分にとってのベストバランスを目指しましょう。

思い通りにならないのが育児と割り切って

大きい病院で働く看護師ママさんなら、病院内にある託児施設を利用している方が多いのではないでしょうか。
託児施設はとてもありがたいものなのですが、だからといってすべての悩みが解決するわけではありません。

熱があると、迎えに来てほしい、と連絡がくるのは看護師ママもほかの仕事をしているママも同じです。
早退させてもらえたら一番なのですが、そうもできない場合は仕事と母親業の板挟みになって自分を責めてしまうことも。でも、赤ちゃんが熱を出すのは当たり前。

思い通りにならないのが育児と割り切って、ときには図々しく職場に早退を要求しましょう。それでイヤミを言われることもあるかもしれませんが、先回りしてイヤミを言われないようにすることだけが対抗策ではないと開き直りましょう。

職場のカラーでストレスは変わる

復帰した職場が育児に寛容かどうかで、ストレス度が大いに変わります。先ほど例に挙げた赤ちゃんの発熱ひとつをとっても、早退が許されると職場と、許されない職場があります。

出来上がった人間関係や慣例を崩すのは難しいものですが、あまりにもまわりに合わせすぎると潰れてしまいます。
責任感を問われることの多い、看護という仕事ですが体や精神を壊してしまっては仕事どころか育児もままならなくなります。

そうならないためにも、自分はいまどれくらいストレスを感じているのか客観的に把握するようにしましょう。自分のこととなると、案外わからないものです。旦那さんや両親、仕事関係ではない友人などに話を聞いてもらうのもいいでしょう。

資格職の強み

看護師さんの一番の強みは、「資格」があるということです。つまり、再就職も可能だということ。もちろん、今の仕事をいい加減に考えろと言っているわけではありません。人がいないから辞められないという声も多く聞きます。

ですが、やはり一番大事にしてほしいのは看護師ママさん本人です。自分を大切にできないまま、まわりを大切にできるでしょうか。追い詰められて体を壊す前に、あまりにもハードワークなら転職や退職も一考の余地ありだと頭の片隅に思っていてください。

開き直ることで見えるものもある

ですが、そう簡単に辞められるなら悩みませんよね。仕事に対するプライドもあるでしょう。
子育てで大変なのは子供が小さいうちだけです。もちろん成長するに従って、新しい悩みが増えていきますが、世話をしなくてはいけないということは少なくなります。

子供が小さいうちはまわりに甘える、という開き直りも大事です。例外もあるでしょうが、看護師さんという仕事を選ぶ女性は、総じて責任感のある、しっかりした人が多いものです。それはとても素晴らしい特性なのですが、転じて、他人に甘えることに抵抗を覚えるということも。

子育ては一人ではできません。子供が目の前にいない場合もそうです。子供が出来たことで、他人に甘えることができるようになったと思うくらいでちょうどいいものです。

「自立とは依存先を増やすこと」

脳性麻痺でありながら小児科医でもある熊谷晋一郎さんの言葉です。
「自立とは依存先を増やすこと」。ひとりで立つことが自立ではなく、いろんな依存先を増やしていくのが真の自立だそうです。

子供を育てていると、それを実感する機会も多いと思います。甘えること、開き直ること。
今までならありえなかったかもしれないそれらも、新しい自分だと思って受け入れてみませんか。肩の力を抜く暇さえない看護師ママさんも、少しはほっと出来るかもしれません。

まとめ

育児も仕事もどちらも同じくらい大切なものです。
仕事の手を抜けと言っているわけではないのですが、がんばりやさんだったのなら、なおさら、今までと違う視点で物事のあり方と対峙してみることをお勧めします。

赤ちゃんのためにも、患者さんのためにも、あなた自身が溌剌とした笑顔でいることが、何よりも大切です。
すべてを完璧に行うことを追い求めないで、目の前のできることだけをまずは追いかけてみましょう。

十数年後に振り返って、「あのときは大変だったけど、あれがあったから今の私がいるんだなあ」としみじみする分岐点になること間違いありません。

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