認知症ケア

これって虐待?認知症ケアで後悔しないためのチェックリストと対処方法

「認知症の父を見るだけでイライラして…我を忘れてしまうほど頭に血がのぼる時があるんです」

「親の面倒を見ているのに自分が親の金使って何が悪いの?」

「事故や近所の方とトラブルが起こると嫌だからね…外出やご近所さんとの交流を禁止にしています」

 

認知症高齢者を介護する家族の発言で「これって虐待かな」、「どう対応すればいいんだろう」と悩んだケースはありませんか?

身体にアザがあれば虐待とわかりやすいけれど、直接的な侵襲がない場合は判断に迷いますよね。とくに閉鎖的で家族関係が見えにくい家庭であるほど、SOSの発信に気づくのが難しいものです。

そこで今回は、「あの時もっと早く気づいてあげればよかった」と緊急事態を防ぐために、訪問時に使える“虐待の種類・早期発見チェックリスト”“虐待の程度・対処方法”についてお伝えします。

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長谷川式認知症スケールで配慮する5つのポイント!

「もしかして認知症かもしれない」と疑ったとき、認知症検査といえば「長谷川式認知症スケール」を思い浮かべる医療者の方々が多いかと思います。

認知症は早期発見が大切ですといわれていますが、もし私が突然!テスト形式で、しかも密室で「認知症の検査を受けますよ」といわれたら。きっと緊張したり、「早く終わってほしいな。」「やりたくないな。」と感じることでしょう。

それと同様に高齢者も同じ気持ちです。そのため認知症の検査で最もナースが意識しておくことは、対象者の精神的な配慮になります。

検査時の「不安な気持ち」や「疲れ」に気を配りながら適切な質問ができる5つのポイントをご紹介いたします。

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どう接したらいい?認知症で暴言・暴力がある患者さんへの関わり方

高齢化が進む中、認知症患者さんはどんどん増えています。病院に入院している患者さんも、内科・外科等の診療科に関係なく、認知症患者さんは必ずといっていいほど入院していると思います。

看護師はそんな認知症患者さんへの関わり方も十分心得ているかと思いますが、それでも対応に四苦八苦してしまう症例として「暴言・暴力がある患者さんへの関わり」が挙げられるのではないでしょうか。

認知症の症状として、記憶障害・見当識障害・徘徊・妄想・せん妄・幻覚・鬱・睡眠障害など様々ですが、その中でも暴言・暴力のある患者さんに対しては、治療に必要なケアも拒否が強く、全く何もさせてもらえなくてどうしたら良いのか・・と途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

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認知症に対する「バリデーション療法」とは?

2012年時点で全国には約462万人の認知症高齢者がいると推計されており、2025年には700万人を超えるといわれています。

また、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患すると予測されています。現在の医療現場でも、認知症を患っておられる患者さんと関わる機会は多いのではないでしょうか。

そんな認知症の患者さんに対して実践されてる「バリデーション療法」を皆さんはご存知でしょうか?今後の超高齢化社会において、さらにその必要性や役割が期待される「バリデーション療法」について解説していきます。

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