バイタルをとる時、清拭をする時、移動する時、ナースはあらゆる日常の場面で自然に患者さんに触れます。
寒い冬は自分の冷たい手を温めてから、患者さんに触れる前に不快を最小限にしようと配慮するナース。体位交換の際は、衣服を伸ばしながら圧迫した背中をさすってあげるナース。
これら「触れる」という行為は、多くの人の安全・安楽・苦痛を緩和するスキルです。
日常の看護ケアをさらによりよいものにしていける手段として、触れることの意味や効果を知って役立ててみませんか。
バイタルをとる時、清拭をする時、移動する時、ナースはあらゆる日常の場面で自然に患者さんに触れます。
寒い冬は自分の冷たい手を温めてから、患者さんに触れる前に不快を最小限にしようと配慮するナース。体位交換の際は、衣服を伸ばしながら圧迫した背中をさすってあげるナース。
これら「触れる」という行為は、多くの人の安全・安楽・苦痛を緩和するスキルです。
日常の看護ケアをさらによりよいものにしていける手段として、触れることの意味や効果を知って役立ててみませんか。
禁煙支援は、「よいコミュニケーションなくしてよい支援なし!」というほど、信頼関係や精神的な支えに伴うコミュニケーションスキルが求められます。
全国の病院で敷地内禁煙が広まり、一般外来や病棟でも様々な取り組みがなされるようになりました。
ナースの皆様も禁煙支援をする機会がますます増えてくるかと思いますので、よい支援ができるよう喫煙者のやる気を引き出すかかわり方をご紹介いたします。
「もしかして認知症かもしれない」と疑ったとき、認知症検査といえば「長谷川式認知症スケール」を思い浮かべる医療者の方々が多いかと思います。
認知症は早期発見が大切ですといわれていますが、もし私が突然!テスト形式で、しかも密室で「認知症の検査を受けますよ」といわれたら。きっと緊張したり、「早く終わってほしいな。」「やりたくないな。」と感じることでしょう。
それと同様に高齢者も同じ気持ちです。そのため認知症の検査で最もナースが意識しておくことは、対象者の精神的な配慮になります。
検査時の「不安な気持ち」や「疲れ」に気を配りながら適切な質問ができる5つのポイントをご紹介いたします。
事前に入院が決まっている時などは、一日の予定としてアナムネーゼ聴取もやりますが、夜勤や人が少ない時で忙しい時に聴取しないといけない時もあります。効率よく、失敗せず情報収集できるよう今回はアナムネーゼ聴取のコツと注意点をお送りしたいと思います。
高齢化が進む中、認知症患者さんはどんどん増えています。病院に入院している患者さんも、内科・外科等の診療科に関係なく、認知症患者さんは必ずといっていいほど入院していると思います。
看護師はそんな認知症患者さんへの関わり方も十分心得ているかと思いますが、それでも対応に四苦八苦してしまう症例として「暴言・暴力がある患者さんへの関わり」が挙げられるのではないでしょうか。
認知症の症状として、記憶障害・見当識障害・徘徊・妄想・せん妄・幻覚・鬱・睡眠障害など様々ですが、その中でも暴言・暴力のある患者さんに対しては、治療に必要なケアも拒否が強く、全く何もさせてもらえなくてどうしたら良いのか・・と途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
褥瘡の状態や処置方法について申し送りを聞いていると、この看護師さんはわかりやすい、この看護師さんはわかりにくいと感じたことはありませんか?
「褥瘡の滲出液は中等量です。」と申し送られた時、中等量ってどの程度だろうと、いちいち確認するのはめんどうですよね。
また慣れた看護師ほど、このくらいわかっているだろうと丁寧な説明を省いていることもあり、ベテラン看護師内は理解できるけれど新人であればあるほど、実は分からないものです。
でも、ちょっとした心がけ一つで、相手にわかりやすく伝わる方法があります。チーム内で迅速で正確な情報共有ができるよう、褥瘡の申し送りで気を付けるべき7つのポイントをDESIGN-Rからご紹介いたします。
ソーシャルスキルとは、対人場面において、相手に適切に反応するために用いられる言語的・非言語的な対人行動のことで、その対人行動を習得する練習のことをソーシャルスキルトレーニング(SST)といいます。簡単に言うと、「人と上手に関わる技術」のことです。
近年では、発達障害のある子どもなどに対して効果があるとされ、学校や療育施設、病院などで取り入れられています。今回は、発達障害のある子どもを対象としたSSTについて考えてみたいと思います。
口腔ケアは、口腔内の清潔を保つために行われるケアの一つですが、汚れを取り除くだけの目的ではありません。また患者さんの状態に応じて、その手法や注意すべき点があります。
今回は患者さんの特性に応じた口腔ケアのポイントをまとめてみたいと思います。
嚥下とは、食べ物や飲み物を飲み込む事ですが、その行程は実は非常に複雑な働きにより行われています。
様々な疾患により、この嚥下機能が低下している状態を「嚥下障害」と呼びますが、嚥下障害のメカニズムついて解説していきたいと思います。
私は、乳幼児の外科と内科の混合病棟に勤務していたため、手術患者さんの術前・術後の看護ケアや、長期入院患者に対しての看護ケアなど日々忙しい毎日を過ごしていました。
小児看護は、幅広い年齢からみた多種多様な疾患のことだけでなく、子どもの成長・発達の面からも看護を提供しなければなりません。
また、看護の対象が子どものため、家族の協力が必要不可欠です。この点が成人・老年看護と大きく異なり、通常の看護技術だけでなく、子どもの心の問題の理解や、家族への指導など、さまざまな点に配慮していかなければいけません。
2012年時点で全国には約462万人の認知症高齢者がいると推計されており、2025年には700万人を超えるといわれています。
また、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患すると予測されています。現在の医療現場でも、認知症を患っておられる患者さんと関わる機会は多いのではないでしょうか。
そんな認知症の患者さんに対して実践されてる「バリデーション療法」を皆さんはご存知でしょうか?今後の超高齢化社会において、さらにその必要性や役割が期待される「バリデーション療法」について解説していきます。
今は何でもスマホやインターネットで調べることができる時代です。医学が看護系の書籍は高額なものも多く、なかなか手が出ないものも多いです。インターネットの活用も日々の業務の中でちょっと確認をしたり、調べたりするには便利ですが、看護のスキルアップには、やはり「書籍」が有効なツールになるのではないでしょうか?
自分の興味があるもの、知識やテクニックを身につけるためのもの、看護、医療系の雑誌など、さまざまな書籍が販売されていますが、皆さんはどのような書籍を活用されていますか?今回は私を含めた現役看護師が活用しているオススメの書籍をご紹介したいと思います。
毎年夏の時期になると流行する病気に「プール熱」があります。よく聞く病気ではありますが、その詳細は意外と知られていないみたいです。今回は特徴的な症状を引き起こす「プール熱」について、その詳細を詳しく解説したいと思います。
新年度スタートして、約3ヶ月以上が経ちました。
新人看護師のみなさま体調は崩されていませんか?
習得すべき知識や技術がたくさんある中、夜勤業務もスタートした頃かと思います。
夜勤がスタートし、一番最初の技術の難関は、
「朝の採血がスムーズにできない。」
「採血の人数も多いし、なかなか採血がとれなくて難しい患者さんもいて、朝の申し送りまでに業務が間に合わない!」
採血に関わる問題ではないでしょうか?
看護師の国家資格は持っているが、実際には看護師として働いていない看護師達を「潜在看護師」と呼びます。その数は70万人と言われており、年々増加の傾向にあります。
結婚や出産、子育てなどが主な理由だと言われていますが、看護師不足の現在の医療現場においては非常に心強い戦力となります。この「潜在看護師」をどのように現場復帰へさせるかということが、国を挙げて取り組まれているのをご存知でしょうか。今回はこれらの看護師の復職支援に関してまとめてみたいと思います。